COLUMNフィトくんの豆知識

洋服と米米

アパレルブランドの意味を知った所で。
日常会話や世間のニュースなどで耳にする“アパレル関係の仕事”と聞くと皆さんは何を想像するでしょうか。

単にアパレルの仕事といっても、製造から企画、流通と仕事内容は多種多様。色々な職種が存在します。しかしながら、ほんの一部の職種しか世の中には知られていません。ですので、洋服の仕事全般に関わる人を総じて“アパレル関係の人”と呼ばれています。

有名な職業では、「デザイナー」や「販売員」ではないでしょうか。

目、耳にする機会が多い職種ほど知名度があるのは当たり前です。洋服を店舗で買えばおおよそ販売員やショップ店員が在中しています。メディアを通じて有名なデザイナーを目にしたり耳にしたことがあると思います。しかしその裏側には1枚の洋服にどれだけの人が携わっているか・・・。

例えば、日常的に食べているお米。ごはんとしてあなたの口に運ばれるまでに色々な過程があります。
種を苗にして、苗を植える為に田んぼを整備して、苗を植えて、水量を管理して、育てて、刈り取り時期を調節して、刈り取って、乾燥させて、玄米にして、検査して、梱包されて、出荷されて、お店に並んで・・・。口に運ばれるまでに何と色々な工程があるのか、洋服も同じ!!と言いたい所ですが、ちょっと違います。

お米の多くは流通するまでは同じ生産者の元で一元管理されますが、洋服はちょっと違います。

洋服のデザインする人(デザイナー)、デザインを形にする為の洋服の設計をする人(パタンナー)、洋服の生産数量を決める人(MD)、洋服を作るための資材を手配をする人(生産管理)、洋服を裁断、縫製する人(縫製工場)、仕上がった洋服を美しく仕上げる人(プレス工場)、洋服をお店に届ける場所(物流センター)、そしてようやくお店に並んで、販売員の登場。といったところでしょうか。(企業規模によってもっと様々な職種が存在する)

1枚の洋服の裏には実に様々な職種が存在しているのです。

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