いる?いらない?
「洋服、ブランドはつくりたいけど、ブランディングってしなきゃいけないの?」
一個人で楽しむ分にはしてもしなくても構わないでしょう。
しかし、作ったものや企画したものを誰かの手に届けたいという考えがあったら、ブランディングをした方が有利です。
ブランディングを行うということは、自分のブランド価値を明確にした上で、そのブランド価値が正しく伝わるように様々な施策を打ってゆくことです。
1着ならば運よく誰かが購入してくれるかも知れません、しかし10着なら?100着なら?その洋服そのものにどんな価値があるのでしょう。どういった人達にその服を着て欲しいのでしょう。どうやって販売するのでしょう。どうやってPRするのでしょう。
このように、具体的な活動や商品そのものの根底に「ブランディング」という概念があれば、ぶれないブランド作りができるのではないでしょうか。
また、ブランド規模が大きく、携わる人が多くなればなるほど、ブランディングという概念は必要不可欠なものになります。
余談ではありますが、「ブランディング」を就職活動や活動に必要な履歴書やエントリーシートに置き換えて考えることも出来ます。自分という商品(ブランド)を企業(市場・お客様)にPR(販売戦略)して、採用される事(購入してもらう事)を狙った活動です。
大体の場合は書類選考後に面接ですので、先ずは書類審査で「会ってみたい!」と思わせる履歴書が必要です。いくら才能に溢れて魅力的な人材(商品)でも、書類審査(販売戦略)で魅力的に伝える事が出来なければ面接(カート)まで駒を進めることができません。
そして実際の面接(試着、他商品との比較検討)で、「書類以上に魅力的で我が社に是非とも欲しい人材だ!採用だ!」(購入)となれば、ブランディング成功です。
端的にまとめましたが、実際は自分という商品を掘り下げて自己研究をしたり、自分が活躍できる企業を探すべく、企業研究をしたりと、やるべきことは色々あります。ファッションブランディングも自己ブランディングも共通することは“核”をブラさない。に尽きると思います。