BI
「アイデンティティがなぁぁあーい。うまれなーい。ななななー。」
某アーティストが歌っていたりする「identity」アイデンティティ。
自己同一性、帰属意識、個性、など色々解釈されますが、要約すると「自分らしさ」。
今回は「BI」ブランドアイデンティティについて。
ブランドの特徴や個性をはっきり提示し、共通したイメージで顧客が認識できるように働きかけること。ブランド名称、ロゴ、カラー、メッセージなどにより構成されます。
これまた要約すると「ブランドらしさ」です。
ブランドの成長と共になんとなくかたちづくられていくでしょ。と思ったら大間違い。自分のイメージがそのまま相手にも認識されることなんてあまりないです。だからこそ作りこんでゆく必要があります。
例えば・・・。金髪ヘアーに無数のピアス。破れたデニムパンツを愛用する強面、筋肉ムキムキの「鬼山 悪都 オニヤマ アクトさん」彼の内面は心優しく、お菓子作り大好き。腕もプロ!そんな彼が生み出すスイーツの数々は特に色彩が美しく、季節の果実を巧みに操る。そして味も美味しい。
「Melty」というブランド名で販売し、ネット販売も好調。Instagramのフォロワーも1万人超え!彼の繊細なカラーリングと旬の果実の美しさで、ファンを魅了している。そして彼は自分のお菓子を販売する事が目的なので、初期始動から、SNS含めたプロモーションには一切、自分自身は顔出し無し。
そして、デザイナーに依頼してブランドロゴやパッケージデザインすべてを一任している。なぜなら「BI」を重要視しているからだ。
鬼山さんは「筋肉マンの作るスイーツ」と思ってもらいたいのではない。「色彩美しく、果実を活かしたスイーツ」と認識してもらいたかったのだ。ブランドアイデンティティって面白いですね。
また、BIは考え方の一つなので、ブランドコンセプトと同じく捉えてもいいと思います。