量産からあがってきた商品を納品前に検査、採寸をします。また、量産しているわけですから、抜き取りで商品全体にバラツキがないかも確認します。

商品に付ける下げ札（商品に関する情報が印字されたもの）や値札は工場で付ける場合もあれば、プレス後にプレス工場で付けられる場合、また、アトリエ（会社）で付ける場合、色々想定されますが、商品と下げ札、値札がきちんと合っているかの確認もしましょう。

商品が完成すればいよいよ梱包、発送です。梱包、発送ではどこからどこに送るかによって方法が異なります。工場やプレス、アトリエから直でお客様に発送する場合は洋服が美しい状態でお届けできるように梱包に工夫が必要です。

また、物流センターや、倉庫などに大量に納入する場合にはハンガー便と呼ばれる発送方法などもあります。特に基準が厳しい企業になると、第三者検品と呼ばれる検査専門業者を経由して納入する場合もあります。どのルートを通るにしても、より良い美しい商品をお客様にお届けすることが、作る者の使命ということを忘れないことが大切です。