JANコードとSKUの違い
【JANコード】と【SKU】の違いとは。
バーコードについて説明します。
日常生活の中でよく目にする商品のバーコードは「商品コード」と呼ばれており、このSKUとJANコードの2種類に分類されます。SKUは前回説明した通り、その企業独自の商品コードです。一方、JANコードとは、Japanese Article Number (ジャパニーズ・アーティクル・ナンバー)の略称で、一般財団法人流通システム開発センターが管理運用を行っています。
「どの事業者の、どの商品か」を表す世界共通の商品識別番号です。
開発センターから貸与されたGS1事業者コードを用い、商品の事業者が商品ごとに設定します。どちらも販売情報管理(POSシステム)や受発注管理、棚卸し、在庫管理等のシステムに多く利用されています。世界共通の商品識別番号であるJANコードは他社のJANコードと同じになることがないため、販売先や、一般消費者向けに表示することができます。他社の商品と一緒に取り扱われる場合でも、問い合わせなどの際にすぐに商品を特定できるというメリットがあります。
その反面、コードの取り方には一定のルールがあり、決められた情報しかコードに持たせられないというデメリットがあります。それに対し、自由に作成できるSKUコードは作り方の汎用(はんよう)性が高く、商品カテゴリーや素材、シーズン、販売開始時期、時には担当企画室などといった特別な情報まで組み込むことが可能です。
自分(自社)の商品の販路を考えた時に、取引先、あるいは自店がPOSレジを使用するのであれば、JANコードの利用を検討してみて下さい。